呆れ返る
あきれかえる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to be utterly amazed
文例 · 用例
お前は兄さんと引きかえて、まことに我が子ながら呆れ返る程の馬鹿で困る。
— 渡辺温 『イワンとイワンの兄』 青空文庫
ところがこの時点においてもなお、両者を繋ぐもう一つの道筋を見逃していたことに気づかされ、私は後に、自分自身に呆れ返ることになります。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
堅牢な皮の装丁に慣れた彼らに現在の印刷本を見せれば、あまりの粗末さに呆れ返るはずです。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
今考えますと、よくあんなお転婆が出来たものだと、自分ながら呆れ返るくらいでございます。
— 岡本綺堂 『停車場の少女』 青空文庫
殊に避難バラックの住民の多数を占めている「江戸ッ子」が最近に見せている気分は、この気味合いを最も明らかに見せているので、一言で云えば、唯呆れ返るほかはないのである。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
それでこそあの怪しげな呻き声も、のたうつような戦慄陣痛の苦悶であり、奇妙な風船笛のような鳴き声も、すこやかな産声であり、怪しげな濁り水も、胎児の保護を終えた軽やかな羊水であったのか、とわれながらいまさらのように呆れ返るのだった。
— 大阪圭吉 『灯台鬼』 青空文庫
……人に担がれても知らないほど、眠っていたとは呆れ返るな……とにかく屋敷の様子を見よう」 葉之助は立ち上がった。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
アッケないほど一つだけ鳴つて、それきり鳴り止んでシンとしてゐたので、ハッとして思はず欹てた先生の心へは呆れ返るほど寒々とした闇の冷たさが押し込んできた。
— 坂口安吾 『群集の人』 青空文庫
作例 · 標準
自然保護の活動が広がっている。
環境問題への対策は急務である。
野生動物の生態系が脅かされている。
森林資源の管理が重要な課題だ。