城塞
じょうさい
名詞頻度ランク #34657 · 青空 154 例
標準
fortress
文例 · 用例
太ッタ大資本家共ハ、鈴文ヤ松駒ノ如キ階級的裏切者ヲ買収シ、諸君カラノ搾取ヲマスマスヤサシクシ、諸君ノ妻ヤ子ヲ、飢ニヒンセシメ、諸君ヲモ絞殺スル反動ノ城塞ヲ固クスルモノデアル。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
象徴主義にして否定されんか、自由詩の唯一の城塞は根柢から覆されてしまふ。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
崖端のロマネスクの休亭は古城塞のように視覚から遠ざかって、これ一つ周囲と調子外れに堅いものに見えた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
かろうじて築き上げた永遠の城塞が、はかなくも瞬時の蜃気楼のように見る見るくずれて行くのを感じて、倉地の胸に抱かれながらほとんど一夜を眠らずに通してしまった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
「我々にとって、工場は城塞でなくて、これア戦場だ!
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
黄玉色の薔薇の花、忘れられてゆく傳説の姫君、黄玉色の薔薇の花、おまへの城塞は旅館となり、おまへの本丸は滅んでゆく、おまへの白い手は曖昧な手振をする、僞善の花よ、無言の花よ。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
真夏といえども山頂に白く雪の帽子を被つているヘルナーの霊峰、そしてその山腹に残っている廃墟オルタの城塞の壁。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
ホーテンスが、あの怪しい海底の城塞みたいなものの中へ俘囚として連込まれるのを見るに忍びなかったけれど、もし今起出せば、水戸自身もやっぱり俘囚の仲間入りをするに決っていた。
— 海野十三(丘丘十郎) 『地球発狂事件』 青空文庫
作例 · 標準
切り立った崖の上にそびえ立つ城塞は、外敵の侵入を何世紀も拒み続けてきた。
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兵士たちは城塞の狭間から、平原を進軍してくる敵軍の様子を伺った。
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かつての戦火を耐え抜いた城塞は、今では平和な町の観光名所となっている。
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