喚く
おめく
動詞-五段-カ行動詞-自動詞
標準
to shout
文例 · 用例
新たに実施された児童虐待防止法案に、引つかゝる程にも泣き喚くのである。
— 葉山嘉樹 『井戸の底に埃の溜つた話』 青空文庫
) と親仁が喚くと、婦人はちょっと立って白い爪さきをちょろちょろと真黒に煤けた太い柱を楯に取って、馬の目の届かぬほどに小隠れた。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
」と喚くと、楫棒をたゝき投げて、車夫は雲雀と十|文字に飛んで遁げた。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
子供達は、お涌も時に交って、その土蔵の外の溝板に忍び寄り、俄かに足音を踏み立てて「ひとりぼっち――土蔵の皆三」と声を揃えて喚く。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
お涌はそういう気持ちで喚く時、脊筋を通る徹底した甘酸い気持ちに襲われ頸筋を小慄いさせた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
そこで別の世界の子供の声のように「蝙蝠来い」と喚くのを夢のように聞いた。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
押並んで、めくら縞の襟の剥げた、袖に横撫のあとの光る、同じ紺のだふだふとした前垂を首から下げて、千草色の半股引、膝のよじれたのを捻って穿いて、ずんぐりむっくりと肥ったのが、日和下駄で突立って、いけずな忰が、三徳用大根|皮剥、というのを喚く。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
」 と背後から喚くと、間近に、(何。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
作例 · 標準
例句