新劇
しんげき
名詞頻度ランク #36248 · 青空 1388 例
標準
shingeki
文例 · 用例
その際に、もしかこれが旧劇だと、例えば河内山宗俊のごとく慌てて仰山らしく高頬のほくろを平手で隠したりするような甚だ拙劣な、友達なら注意してやりたいと思うような挙動不審を犯すのであるが、ここはさすがに新劇であるだけに、そういう気の利かない失策はしない。
— 寺田寅彦 『初冬の日記から』 青空文庫
みすぼらしい茶の背広に、間に合わせらしい不調和な赤ネクタイを締めていながらも、それこそ新劇の二枚目かと思われる、生白い貴公子然たる眼鼻立の青年であったが、それが今更のようにビックリして純真らしい、茶色の瞳を大きく見開き、薄い、小さな唇をポカンと開いた姿は、一層ういういしい子供らしい恰好に見えた。
— 夢野久作 『女坑主』 青空文庫
かかる折から、地方巡業の新劇団、女優を主とした帝都の有名なる大一座が、この土地に七日間の興行して、全市の湧くがごとき人気を博した。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
○九月、川上音二郎は革新劇を標榜して、明治座と本郷座にて興行。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
その才能が、僕にある、と日本一の新劇俳優が、うっかり折紙をつけてしまった。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
新劇の運動に参加しても、すぐに、これでいいのか、という疑問が生じて、それこそ三日経てば、いやになったほうです。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
彼は北海道の産であるが、細君は東京人で、そうして新劇の女優などもした事があり、互いに好き合って一緒になったとか、彼から聞いた事がある。
— 太宰治 『女神』 青空文庫
高等学校へはいってから新劇を見たが、この時もまた、新劇の役者は何故あんなに喧嘩腰の議論調子で喋ったり、誰もかれも分別のあり過ぎるような表情をしたり声を出したりするのかと、不思議に思った。
— 織田作之助 『神経』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は、新しい演劇様式である新劇の舞台に魅了された。
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日本の新劇運動は、西洋演劇の影響を受けながら発展した。
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文学座は、日本の新劇を代表する劇団の一つである。
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ウィキペディア
新劇(しんげき)とは、『非商業的方向の中で、創作劇か翻訳劇かを問わず、劇という芸術形式に対する持続的な革新を目指す』(大笹吉雄)演劇または、演劇運動のことを示す。
出典: 新劇 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0