待合所
まちあいじょ
名詞
標準
shelter (for buses)
文例 · 用例
カバンをぶら下げて、悄々ともとのバスの待合所へ歸つて來たら、どういふものか急に東京へそのまゝ引き返したくなつた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
併し、歸ることは歸るとしても兎も角も其處らを少し歩いてから歸つても遲くはないだらうとSがいふので、厄介な荷物を一時バスの待合所へ預けておいてぶら/\と坂道を上つて行つた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
函館の連絡船待合所に憐れな妙齢の狂女が居て、はじめはボーイに白葡萄酒を命じたりしていたが、だんだんに暴れ出して窓枠の盆栽の蘭の葉を引っぱったりして附添いの親爺を困らせた。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
宮の下で下りて少時待っているうちに、次の箱根町行が来たが、これも満員で座席がないらしいので躊躇していたら、待合所の乗客係が気を利かして居合わせたハイヤーを別に仕立ててバス代用に提供してくれた。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
切符を買つて、改札口を出て、精々、着た切の裾へ泥撥を上げないやうに、濡れた石壇を上ると、一面雨の中に、不知火の浮いて漾ふ都大路の電燈を見ながら、横繁吹に吹きつけられて、待合所の硝子戸へ入るまで、其の割に急がないで差支ぬ。
— 泉鏡太郎 『大阪まで』 青空文庫
素足に染まって、その紅いのが映りそうなのに、藤色の緒の重い厚ぼったい駒下駄、泥まみれなのを、弱々と内輪に揃えて、股を一つ捩った姿で、降しきる雨の待合所の片隅に、腰を掛けていたのである。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
場所は院線電車の万世橋の停車|場の、あの高い待合所であった。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
乗り余った黒山の群集も、三四輛立続けに来た電車が、泥まで綺麗に浚ったのに、まだ待合所を出なかった女二人、(別に一人)と宗吉をいぶかったのである。
— 泉鏡花 『売色鴨南蛮』 青空文庫
作例 · 標準
バス停の待合所で、雨宿りをする人たちがいた。
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待合所は、寒い日には風をしのぐことができるので助かる。
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古い待合所は、地域の住民にとって大切な場所だ。
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標準
waiting room
作例 · 標準
電車の待合所で、旅の計画を立てた。
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役所の待合所には、番号札を持った人々が座っていた。
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待合所のテレビでは、ニュース番組が流れていた。
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