孟宗竹
もうそうちく異読 もうそうだけ・モウソウチク・モウソウダケ
名詞
標準
moso bamboo (Phyllostachys pubescens)
文例 · 用例
空地の東側には、ふとい孟宗竹が二三十本むらがって生えている。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
女は、あの孟宗竹のあいだをくぐって、それから、ふっと姿をかき消す。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
孟宗竹のうしろは、なんだかぼんやり赤いだろう。
— 太宰治 『彼は昔の彼ならず』 青空文庫
」 痩躯、一本の孟宗竹、蓬髪、ぼうぼうの鬚、血の気なき、白紙に似たる頬、糸よりも細き十指、さらさら、竹の騒ぐが如き音たてて立ち、あわれや、その声、老鴉の如くに嗄れていた。
— 太宰治 『喝采』 青空文庫
が、西の方の目黒附近では丘と窪地との交錯が極めて複雜に相交はり、其處に生えてゐるのは松であり、孟宗竹の藪であつた。
— 東京の郊外を想ふ 『樹木とその葉』 青空文庫
部屋の裏手には孟宗竹が少しばかり並んで、その奥が小広い櫟の林となっている。
— 若山牧水 『みなかみ紀行』 青空文庫
次に、面の差し渡しが凡そ五尺にも程近い大太鼓を、最も太い孟宗竹の棒に吊して、これを二人の壮丁が前後して担ぐのである。
— 牧野信一 『バラルダ物語』 青空文庫
山がかりの巌から、滝が轟き流れおち、孟宗竹の植込みのあいだから、夏は燈籠の灯が水の飛沫をあびて、涼しい風にゆらぐ寒竹や萩のなかに沈んでいた。
— 徳田秋声 『仮装人物』 青空文庫
作例 · 標準
この庭園の孟宗竹は、春になると立派なタケノコをたくさん出す。
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孟宗竹の太い茎を利用して、風情のある竹垣を作ることにした。
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嵐の夜、孟宗竹の林が激しくしなりながら不気味な音を立てていた。
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