翻訳文
ほんやくぶん
名詞
標準
translation
文例 · 用例
少女には判らないような翻訳文句調で大言壮語した手紙もとき/″\寄越した。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
▼国際文化振興会で世界にむかつて二千部そこそこの日本文化宣伝をばらまいたところで大いしたこともあるまいが、これまで翻訳文化で育成してきた日本が、ここらで勇躍文化を翻訳して世界に向つて攻勢に出る必要があらう。
— 大波小波 『小熊秀雄全集-20』 青空文庫
明治の初期の文学では、江戸末期の戯作者風な作者と黎明期の啓蒙書・翻訳文学が対立したが、尾崎紅葉の硯友社時代には、仏文学の影響やロシア文学の影響をもちながら、作家気質の伝統は戯作者気質の筋をひいていた。
— 宮本百合子 『作家と教養の諸相』 青空文庫
芸術座の人々が、自分達の持って生れた言葉でやってさえ、なかなかうまく行かなかったのだそうだから、翻訳文の欠点が当然つきまとう外国語でして、いきなり本物になれないのは寧ろあたりまえであろう。
— 宮本百合子 『「三人姉妹」のマーシャ』 青空文庫
一つの民族の社会と文学の健全にとっては、少数の西欧文学精神のうけつぎてが、自国の文学について劣等感に支配されつつ、翻訳文学であるならば、つとめてその優性をひき出すとしても、多くプラスするところはない。
— 宮本百合子 『心に疼く欲求がある』 青空文庫
一、二年前に地方の女学校を出た娘は翻訳文学書をよむことは敵性文学であるから悪いことと信じこまされてきた。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
夢を見るのも英語でゆめみたというほど、開化期の洋風教育を徹底的にうけたこの婦人作家は、『女学雑誌』に啓蒙風な科学物語などをかき、全く病弱な体であったにもかかわらず極めて自然な温和に明るい日本の女らしさのしんにつよいピューリタン的精神をつつんで、婦人として翻訳文学に消えない足跡をのこした。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
その口語文の表現はいかにも自由で漢語の熟語や形容詞にちっともわずらわされず、親密な日常の活々とした表情で駆使されていることは、森鴎外の妹として、明治二十年代の初頭から、訳詩の上に活動した小金井喜美子の名とともに翻訳文学の歴史からも十分評価されるべきことであると思う。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
作例 · 標準
原文と比較して、この翻訳文は非常に読みやすい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
英語の詩を日本語の翻訳文で読むと、また違った感動がある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼女は自分の書いた翻訳文に、納得がいくまで推敲を重ねた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash