柔弱
にゅうじゃく異読 じゅうじゃく
形容動詞名詞
標準
weak
文例 · 用例
それらが陳子文の柔弱な死への哀悼歌となって米良を悲しませた。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
その私の繰り返し繰り返し言った忠告が効を奏したのか、あるいは、かのシェパアドとの一戦にぶざまな惨敗を喫したせいか、ポチは、卑屈なほど柔弱な態度をとりはじめた。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
とても/\、あの狂氣のやうに立騷いで居る多人數の間を分けて、此柔弱き夫人と少年とを安全に端艇に送込む事が出來やう?
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
日陰の唐茄子の萎びているごとく、十分に大気に当り、十分に太陽の光線を浴びぬ奴は心身共に柔弱になる。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
現代の所謂ハイカラなどという奴は、柔弱、無気力、軽薄を文明の真髄と心得ている馬鹿者共である。
— 押川春浪 『本州横断 癇癪徒歩旅行』 青空文庫
軽薄なるハイカラの模倣、柔弱なる気風の彌蔓、如何にして生活すべきやの嘆声、小成功熱の流行、議員高官の収賄、詐偽会社の出没。
— 押川春浪 『警戒すべき日本』 青空文庫
はじめは外国文学の話など、いろいろ僕に話して聞かせるので、僕も、木村のニイチェに興奮した時みたいに、大いに感激して僕の友人は佐伯ひとりだと思い、すすんでこちらからも彼の家に遊びに行ってやったものだが、どうも彼は柔弱でいけない。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
文芸なんて、柔弱男女のもて遊びもので、国家の存廃には何の関係も無いように見えながら、しかし、これが的確に国の力をあらわしているのですからね。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
作例 · 標準
彼は見た目は柔弱だが、内面は強い意志を持っていた。
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柔弱な態度では、この厳しい社会では生き残れないだろう。
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あの政治家は柔弱なイメージがあり、支持率が伸び悩んでいる。
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