織工
しょっこう異読 おりこう
名詞多音語
標準
weaver
文例 · 用例
この異彩ある珍書は著者、解説者、装幀意匠者、製紙工、染織工、印刷工、製本工の共同制作によってできあがった一つの総合芸術品としても愛書家の秘蔵に値するものであろう。
— 寺田寅彦 『小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」』 青空文庫
ここは油屋が一軒、豆腐屋が一軒、機織工七分に農民が三分という、物質には恵まれない寒村で、一生ほとんど給銀もなしに酷使われる若い男女は、日頃ひそかに二銭三銭と貯蓄して、春秋二期の恒例になっている、この村脱けに参加し、他国へ移動するのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
俺が、教室でくだらないノートを作っている間に、山野はもう半分以上訳了していたハウプトマンの「織工」の出版書店を、見つけたかも知れない。
— 菊池寛 『無名作家の日記』 青空文庫
伯父さんは歳を老つてゐるし、もともと貧乏な家ですから、どうすることも出来なくなつて、病みあがりのおきいちやんは、湖の向ふの村の機場へ機織工女に売られることになつたのです。
— 野口雨情 『虹の橋』 青空文庫
話の例としてひとつ「赤い糸紡織工場」の托児所をのぞいて見よう。
— ――ソヴェト同盟の共学について―― 『砂遊場からの同志』 青空文庫
徳永直は、「未組織工場」と「ファッショ」と二つに別れて発表された一つながりの小説の中で、この現実をプロレタリア作家の立場からとりあつかおうとしている。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
要するに、此の「暗の力」や又は「織工」の如き作物は、貧窮の長い絶叫か若しくは悲嘆話しで、其の杞憂や絶望は、既に余りに生活の為めに苦しめられている貧民に元気をつけるとか慰安を与えるとかと云うよりも、寧ろ富者の良心を覚醒させる為めのものである。
— 大杉栄 『新しき世界の為めの新しき芸術』 青空文庫
リオンの絹織工が大規模のストライキを行ったのにつづいて、ブランキーの反抗があり、急速に発展した資本主義の矛盾に対して勤労階級の反抗が沸き立っていた。
— 宮本百合子 『カール・マルクスとその夫人』 青空文庫
作例 · 標準
老練な織工の手によって、美しい絹の反物が織り上げられる。
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この地域の織工たちは、伝統的な技法を守り続けている。
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彼は若い頃から織工として働き、一家を支えてきた。
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