会者
かいしゃ異読 かいじゃ
名詞
標準
person who attends a renga meeting
文例 · 用例
バルセロナの市長夫妻が、古風なスペイン服で高い桟敷につくと、金と紅で美装した闘牛士の群が騎馬で出て来て、司会者の前で昔ながらの武士的な挨拶をするのです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
すると、司会者は黄金色と紅色で飾られた闘牛の魂とも云うべき鍵を、闘牛士に向って投げます。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
大きな白いリボンを胸につけた司会者がはいって来ました。
— 宮沢賢治 『セロ弾きのゴーシュ』 青空文庫
夜は光の会、会者十数名、なか/\盛況だつた。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
両者の仲裁仲直りの席に、司会者の側の顔を大勢並べて両者を威圧するようにするのは卑怯で、かかる場合万々一間違が出来れば、左方からも右方からも甘んじて刀を受けて、一身を犠牲にして、そして飽迄も双方を取纏めるのを当然の覚悟とするから、助勢なんぞは却って要せぬのである。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
もし私が、あの場に居合せたなら、そうして司会者から意見を求められたなら、きっとこう叫ぶ。
— 太宰治 『家庭の幸福』 青空文庫
然しお上人さまがよう言わるる此の世のさまは、生者必滅、会者定離。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
ところが驚いたことには、参会者はすでに整列をすましていて、何のことはない私は遅刻して来た者のようであった。
— 織田作之助 『髪』 青空文庫