胡国
ここく
名詞
標準
North China barbarian nations
文例 · 用例
其愀然として胡国に嫁ぎたるもの、匈奴が婚を強ひたるに外ならず。
— 泉鏡花 『愛と婚姻』 青空文庫
成経 蘇武は胡国との戦争に負けて、異域の無人の山に飢えた獣のようになって、十五年間もさまよい暮らしました。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫
「あの音は何か」という妻女の問いに夕霧はあれこそは賎が女の打つ砧の音だと告げ、蘇武が胡国にさすらえていた折、故国にあるその妻が寒暑につけても夫の身を案じつつ打った砧の音が遠く万里を隔てた夫の枕上に響いたという故事を話して聞かす。
— 上村松園 『砧』 青空文庫
唐に蘇武といひし人、胡国とやらんに捨て置かれしに、故郷に留め置きし妻や子、夜寒の寝覚を思ひやり、高楼に上つて砧を擣つ。
— 上村松園 『謡曲と画題』 青空文庫
中国では蒜すなわち小蒜は土産品として従来からあったもの、すなわち中国産品であるが、大蒜は漢の時代に西域の胡国から来たもので葫ともまた胡蒜ともいわれている。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
『東征伝』によれば、随行の弟子は、揚州白塔寺僧法進、泉州超功寺僧曇静、台州開元寺僧思託、揚州興雲寺僧義静、衢州霊耀寺僧法載、竇州開元寺僧法成、その他八人の僧と、藤州通善寺尼智首、その他二人の尼と、揚州|優婆塞潘仙童、胡国人安如宝、崑崙国人軍法力、瞻波国人善聴、その他を合わせてすべて二十四人であった。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
胡国は西域の汎称に用いられ、崑崙国はコーチンチャイナ(仏領インドシナ)のある国を意味し、瞻波国はコーチンチャイナの一部であった。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
右のうち胡国人如宝は招提寺金堂の建築家と伝えられている。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
作例 · 標準
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