幼芽
ようが
名詞名詞-の形容詞
標準
(wheat) germ
文例 · 用例
若木のねんばりした幼芽をみると、おれは胸がいつぱいになつたやうな悦びをかんずる。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
何故か知らないが、おれはあの幼芽のねんばりした卷葉をみるのがたまらなくすきなのだ』ああ、なんといふ深刻な感傷であらう。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
青い空の色と、若木のねんばりした幼芽を愛する感情とは、まことに私どもの荒らされた畑に殘された、ただひとつの生えざる苗であらねばならぬ。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
この蝮も倒れた時茅の幼芽が立って傷つけたから、山にあって人や畜生の身に立ち困らせる、刺が立つの意で茅を山立ち姫と呼び、人を蝮が咬まば茅に告げて蛇の身に立たしむるぞと脅した歌の心でなかろうか。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
それが済んだら、子供達の偏屈と意地悪とを矯正してやって呉れ、幼芽の中は樫でさえ好くしなう。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
種子の皮は薄くて胚に密着し、頭部二岐せる胚は幼芽、幼茎を伴える大なる子葉からなって胚乳欠如し、吾らは油を含めるその子葉を食しているが、それはちょうどクリにおけると同じである。
— 牧野富太郎 『植物一日一題』 青空文庫
しかしおもしろいことには、一つの種皮の中に子葉(貝割葉)、幼芽、幼根から成る胚が二個もしくは数個あることで、そこでこれを地に播いておくと一つの種子から二本あるいは数本の仔苗が生え出てくることで、これはあまり他に類のないことである。
— 牧野富太郎 『植物知識』 青空文庫
勿論、勉強といふことは、要素々々の注入といふこととも云へようが、その注入が目的ではなく何もひつくるめて出来る次なる統一が芸術活動をなすわけであるから、要素々々のことは所詮個人々々の楽屋内での問題に過ぎない。
— 中原中也 『山羊の言』 青空文庫
作例 · 標準
発芽したばかりの小麦の幼芽は、非常に柔らかい。
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植物の成長において、幼芽は重要な役割を果たす。
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農業研究者は、より強い幼芽を持つ品種の開発に取り組んでいる。
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