実在論
じつざいろん
名詞
標準
realism (as opposed to idealism)
文例 · 用例
ただし、想起さるべきものはいわゆるプラトン的実在論の主張するがごとき類概念の抽象的一般性ではない。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
近年プランクなどは従来勢力のあったマッハ一派の感覚即実在論に反対して、科学上の実在は人間の作った便宜的相対的のものでなくもっと絶対的な「方則」の系統から成立した実在であると考え、いわゆる世界像の統一という事を論じている。
— 寺田寅彦 『物理学と感覚』 青空文庫
前に他の別の章に於て、自分は心理学上の見解から、所謂「主観」の何物たるかを述べておいたが、此処に至って実在論的の見地からも、主観の本性を知ることができるのだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
また更に進んで、現象即実在論まで入つて行かうとしないであらうか。
— 田山録弥 『エンジンの響』 青空文庫
現象即実在論のもう一段上位に位してゐる境地は、そこを指してゐるのではないか。
— 田山録弥 『エンジンの響』 青空文庫
カントの超絶唯心論がバークレーの超絶実在論にどうだとか言ったな」「どうだとか言った」「聞いていなかったのか」「いいや」「まるで stray sheep だ。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
自然科学的実在論的考え方と哲学的批判的考え方とがあるとすればこの対立が学の発達の暁に於て止揚されるという望みは少いであろう。
— 戸坂潤 『カントと現代の科学』 青空文庫
現実の存在そのものを特に「経験」と称するのは、さきにも記したごとく、存在をそれ自体において完了したものと見なすところの、したがってそれを特に運動において把握することなく、かえって静的なるものに固定する傾向を含むところの、素朴実在論から我々を出来る限り截然と区別するためである。
— 三木清 『マルクス主義と唯物論』 青空文庫
作例 · 標準
観念論者は世界を精神の産物と見るが、実在論者は意識とは独立した客観的世界を認める。
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科学的実在論の立場に立てば、電子やクォークといった理論的対象も実際に存在することになる。
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彼は認識論の講義で、素朴実在論が抱える知覚の錯覚という問題について論じた。
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標準
realism (as opposed to nominalism)
作例 · 標準
中世の普遍論争において、実在論は普遍概念が個物に先立って実在すると主張した。
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唯名論者が「バラ」を単なる名前に過ぎないとするのに対し、実在論者はその本質を認める。
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アンセルムスは極端な実在論の立場から、神の存在を論理的に証明しようと試みた。
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ウィキペディア
実在論(じつざいろん、Realism)とは、名辞・言葉に対応するものが、それ自体として実在しているという立場。対応するものが概念や観念の場合は観念実在論になり、物質や外界や客観の場合は、素朴実在論や科学的実在論になる。
出典: 実在論 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0