存在論
そんざいろん
名詞
標準
ontology
文例 · 用例
この後の場合、即ち認識論的ではない処の意味を有つ時、私は範疇をば「存在論的」と呼んで好いであろう。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
向に私が「条件」と云ったのはこの「認識論的」又は「存在論的」を指したのである*。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
* 私は範疇に就いての「認識論的」と「存在論的」との対語を O. Spann の“Kategorienlehre”から借りた。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
故に約束に従ってそれは存在論的であるのである。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
不用意に、範疇が概念であると云う時、それはなお存在論的とも認識論的とも考えられる余地があるわけである(この混雑は恐らく概念が一切のものを自らの内に含み得る能力、云わば平均性 Nivellierung を持っていることから起こるであろう)。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
処が最初に決めた通り、この対立を予想する場合が認識論的であり、そうでない場合が存在論的である筈であった。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
であるから範疇を客観に於て求めるという着眼は、吾々をして認識論的範疇を去って、存在論的範疇へと推し進ませずには置かないわけである。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
存在論的範疇は始めから主客の対立を認めない立場に立つ。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
哲学の授業で、アリストテレスの存在論について学んだ。
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ハイデガーの存在論は、現代哲学に大きな影響を与えた。
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彼は存在論の視点から、人間の意識について考察した。
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ウィキペディア
存在論(そんざいろん、英:ontology)、オントロジーは、存在の哲学的研究である。伝統的には、現実の最も一般的な特徴に焦点を当てる、形而上学の下位分野と理解されてきた。最も基礎的な概念の一つとしての存在は、現実全体とその中のあらゆる実体を包摂する。存在の基本構造を明確化するために、存在論は万物に共通する点を検討し、個物 と普遍 といった基本類型への分類を探究する。特別は、ソクラテスのように固有で反復しない存在であるのに対し、普遍は緑のように一般的で反復する存在である。さらに、木のように時空間に存在する具体的実体と、数の7のように時空間の外に存在するとされる抽象的実体 との区別もある。範疇論は、実体・性質 ・関係 ・状況・出来事 といった分類を用いて、現実の包括的な分類を与えることを目指す。
出典: 存在論 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0