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喟然

きぜん
副詞-と形容詞-たる
1
標準
sighing
文例 · 用例
いかゞぢや、それで居て、二階で、臺所一切つき、洗面所も……」 喟然として私は歎じた。
泉鏡太郎 木菟俗見 青空文庫
一度、しかとしめて拱いた腕を解いて、やや震える手さきを、小鬢に密と触れると、喟然として面を暗うしたのであった。
泉鏡花 みさごの鮨 青空文庫
母親の顔も知らないから、噫、と喟然として天井を仰いで歎ずるのを見て、誰が赤い顔をしてまで、貸家を聞いて上げました、と流眄にかけて、ツンとした時、失礼ながら、家で命は繋げません、貴女は御飯が炊けますまい。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
」 と、喟然として歎じて、こんどは、ぐたりとその板へ肘をつく。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
」と、喟然として歎じて、こんどは、畳へ手をついた。
泉鏡花 薄紅梅 青空文庫
医師喟然として、「宜しく頼む。
泉鏡花 沼夫人 青空文庫
女房思わず吹き出して、「ほほほほほ、」 狐床の火の玉小僧、馬琴の所謂、きはだを甞めたる唖のごとく、喟然として不言。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
たゞ喟然たる気持のみが不安な程胸に拡がつてゐた。
牧野信一 坂道の孤独参昧 青空文庫
作例 · 標準
「ふう、あれほどの栄華を極めた一族も、今や跡形もないとは……」と、老人は喟然として嘆いた。
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変わり果てた故郷の姿を前にして、彼は喟然として天を仰ぎ、深いため息を漏らした。
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師匠は弟子のあまりの不甲斐なさに、怒る気力さえ失ったようで、ただ喟然として立ち尽くしていた。
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