毅然
きぜん
形容詞-たる副詞-と
標準
resolute
文例 · 用例
」(文字少し大きく) 宮本武蔵、両刀を抜いて毅然と立つ。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
公卿にも一人くらいはこういう毅然たる人があって宜かったのである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
更にその中で、毅然として勝敗の外に立ちつつ、全局を支配して行く名将の心境(というものがあるとすれば)、それこそ正に舞曲を以て天命の所作と心得ている能楽師(そんな人がいるとすれば)の心境と一致するものではあるまいか。
— 夢野久作 『「生活」+「戦争」+「競技」÷0=能』 青空文庫
遠くには湯の湖、戦場ヶ原を隔てて男体山が毅然として雲表に聳え立っている。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
そこにモオパスサンの毅然たる男性が在る。
— 太宰治 『女人創造』 青空文庫
今日一派の有力なる詩論は、毅然として「自由詩は詩に非ず」と主張してゐる。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
吾人が今日の社会に望むものは、民衆と同じ側に立って演説する人――彼等はあまりに多すぎる――でなくして、むしろ彼等に対抗し、反対の側に立っていながら、しかも根柢の足場に於て、民衆と同じ詩的精神の線上に立っているところの、一の毅然たる風貌を有する人物である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
毅然たるところが一つも無かった。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
作例 · 標準
取引先からの無理な値下げ要求に対しても、彼女は毅然とした態度で「できかねます」と答えた。
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どんなに周囲から反対されても、彼は自分の信念を毅然と貫き、一歩も引かなかった。
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目の前の不正を見逃すことができず、彼は毅然とした口調で上司に抗議した。
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