実刑
じっけい
名詞頻度ランク #24182 · 青空 8 例
標準
prison sentence (without a stay of execution)
文例 · 用例
十一 十月の末、控訴院から大審院まで持って行った猪野の詐欺、横領に関する事件がいよいよ第二審通り決定した旨の電報が入り、渡弁護士の斡旋によって、弁護士の権威五人もの弁論を煩わしたこの係争も、猪野の犯した悪事の割には、事実刑も軽くて済むのにかかわらず、寿々廼家夫婦は今更のように力を落とした。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
普通の裁判官なら、たとえ被告に同情をするにしても、尊親族殺人という罪名に拘泥して、どんな酌量をしても四、五年の実刑は課したでしょう。
— 菊池寛 『若杉裁判長』 青空文庫
公判となれば裁判長は若杉さんだ、実刑を課するようなことは決してあるまいと、皆が思っていたからです。
— 菊池寛 『若杉裁判長』 青空文庫
即ち被告人の行為は正に刑法第二百五条の犯罪に該当すること明かであり、情状においても決して有利の点はないのであるから、実刑を科する必要ありと思料し、刑として被告人に対し懲役三年を求めたのでありました。
— 浜尾四郎 『死者の権利』 青空文庫
これ以上実刑を求める必要はない、是非執行猶予の言渡を附せられたいと主張したのでした。
— 浜尾四郎 『死者の権利』 青空文庫
かくして一時世に騒がれた事件も終り、春一は実刑を科せられずに済んだわけなのであります。
— 浜尾四郎 『死者の権利』 青空文庫
その前、一年半の実刑までを受けて出て来た瀬川は、ただ工場へつとめて、やっとヤスリを使い覚えたというばかりだのに、つかまえられたばかりか予防拘禁所に三年も置かれた。
— 宮本百合子 『風知草』 青空文庫
いつのどの頃の大臣の如く、七年も八年も晒し同様の憂目を見せられた上に、更に二年も三年も実刑を課せられるというような深刻な例は、徳川時代にはなかったらしい。
— 農奴の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、犯した罪の重さを鑑み、実刑判決を受け入れた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
軽犯罪とはいえ、実刑となったことに本人はショックを受けているようだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
裁判長は、被告人に懲役三年、実刑を言い渡した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite