開設
かいせつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #3550 · 青空 243 例
標準
establishment
文例 · 用例
一九〇一年にロンドンのチューブ地下鉄道が開設されたが、このために家が振動して困るという苦情が出たので、政府はそのために調査委員を設け、レーリーが委員長になった。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
ただいちばん面食らわされるのは、東京付近などで年々新しく開設される電鉄軌道や自動車道路がその都度記入されていないことだけである。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
)しかし、自分ひとり大いに努力してその境地を獲得した途端に、急に人が変って様子ぶった男になり、かねてあんなに憎悪していたサロンにも出入し、いや出入どころか、自分からチャチなサロンを開設し半可通どもの先生になりはしないか。
— 太宰治 『十五年間』 青空文庫
幸いにして議会が開設されるにはされたが、その当初は選挙といっても全然暴力選挙のダイナマイト・ドン時代で、選挙運動者は皆、水盃の生命がけであった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
王の鼻の座もこの如くにして、王の顔面の中央に天然自然と開設されたものに相違ありませぬ。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
殊に、征韓論で破れた板垣退助が、立志社を組織し、国会開設の建白を成すや、人心が翕然として集り、自由民権運動が、天下を風靡した。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
されば、明治十二年の夏、アメリカのグラント将軍が来朝するや、明治天皇は、将軍を浜離宮に召されて、政治上の事を、いろ/\御下問になつたが、将軍の、「承るところに依れば、日本にも国会開設の議論がある由、いづれ憲法を御制定になることと存じますが、何事も忌憚なく言上せよとの御沙汰であるから、申上げます。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
されば、憲法制定、立憲政体の実施については、政府に於ても、明治天皇の大御心に依つてその大方針が確立してゐたのであるから、当時に於ける自由民権運動の騒ぎは、藩閥政府の強権に対して、不平分子が国会開設の名を利しての抗争とも見るべきであらう。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫