竈
くど
名詞頻度ランク #38100 · 青空 1106 例
標準
smokehole on hearth
文例 · 用例
ほとんど腐朽に瀕した肉体を抱えてあれだけの戦闘と事業を遂行した巨人のヴァイタルフォースの竈から迸る火花の一片二片として、こういう些細な事柄もいくらかの意味があるのではないかと思われるのである。
— 寺田寅彦 『子規の追憶』 青空文庫
恰度その時女中は台所で、竈の下を焚き付けてゐます。
— 中原中也 『家族』 青空文庫
さういふわけで、朝な朝な、此のお家では箒の音がする時に、台所では竈の中で、とろとろと火が燃えてるのでありました。
— 中原中也 『家族』 青空文庫
なお登ると、二合二勺の室には水まで汲み込んだ樽が置いてあり、竈の側には、薪が三把ほど転がっている、防寒具を整えて来なかったが、これで焚火に事欠かないと解って、仮令天候が悪くっても、泊る宿があるという気強さが、頓に胸に溢れて来る。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
硝子戸の中は茶釜をかけた竈の火で暖かく、窓の色硝子の光線をうけて鉢の金魚は鱗を七彩に閃めかしながら泳いでいる。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
およそ「胸の煙は瓦焼く竈にまさる」のは「粋な小梅の名にも似ぬ」のである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
そして電磁気や光に関する理論の多くの病竈はひとりでに綺麗に消滅した。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
毎晩のように竈の前に藁把を敷いて自分を暖まらしてくれた、お松が居ないので、自分は始めてお松はどうしたのだろうかと思った。
— 伊藤左千夫 『守の家』 青空文庫
作例 · 標準
昔の家では、囲炉裏の上に竈があり、煙を外に出していた。
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竈から立ち上る煙が、冬の夕暮れ時に趣を添えた。
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彼は竈の構造を詳しく研究していた。
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標準
hearth
作例 · 標準
家族は夜になると竈の周りに集まり、暖を取った。
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竈で煮炊きされた料理は、格別の味がした。
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古い農家には、今も立派な竈が残っている。
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