無駄骨折り
むだぼねおり
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
laboring in vain
文例 · 用例
それから今大路家や音丸家のあとも一々尋ねて見たがみんな無駄骨折りにおわった。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
案外無駄骨折りになるかも知れないとは思いながらも、この職業に伴う一種の好奇心も手伝って、かれはそっとあと戻りしてそこらの塀の外にある天水桶のかげに身をひそめていると、今夜も暗い宵で、膝のあたりには土から沁み出してくる霜の寒さが痛いように強く迫って来た。
— 松茸 『半七捕物帳』 青空文庫
学説などというものはせっかくできてもやがてまた放棄されるにきまったものであるから、こういうものに力を入れるのは全然無駄骨折りであるというような説を時々耳にすることがあるが、そういう人は、ものの進化発達ということに盲目な人である。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
それで、開闢論の問題に関する理論的の仕事は無駄骨折りであるとか、あるいはまた、昔の哲学者のあるものの既に言明している意見がかなりまで真実に近づいており、従って近代の開闢論中に再現されているわけであるから、それ以上に進むことはないであろうとか、こういう臆断ほど間違ったものはないのである。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
」 どうでも良いことばかり雲集している世の中で、これだけはと思う一点を、射し動かして進行している鋭い頭脳の前で、大人たちの営営とした間抜けた無駄骨折りが、山のように梶には見えた。
— 横光利一 『微笑』 青空文庫
無定見な讀者の一人なる私は、偶に月評家の意見を聽いて、駿馬を相しようと言ふ無駄骨折りを助からうとする。
— 折口信夫 『詩と散文との間を行く發想法』 青空文庫
自分の力いっぱいの暴力を利用したけれども、ビクともしないので神尾は、いよいよ激昂しているが、その激昂はいたずらごとで、この時分にはお銀様も、神尾の無駄骨折りを冷笑するくらいの余裕を持っておりました。
— 禹門三級の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
その様子は、さながら、時間もなにも分らない振子時計の機械的な無駄骨折りにひとしいものである。
— HISTOIRES NATURELLES 『博物誌』 青空文庫
作例 · 標準
「君の努力は無駄骨折りに終わったようだが、その熱意だけは評価しよう」と皮肉を言われた。
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いくら良質なコンテンツを作っても、ターゲット層に届かなければ全てが無駄骨折りになってしまう。
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無駄骨折りを避けるためには、着手する前に目的と手段が適切かどうかを再確認すべきだ。
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