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ふすま
名詞
1
標準
quilt
文例 · 用例
翁はきょうこそ見ゆれと旅路の草のから起上がった。
岡本かの子 富士 青空文庫
お道はぞつとして思はずの袖に獅噛み付くと、おそろしい夢は醒めた。
お文の魂 半七捕物帳 青空文庫
ことわって置きますが、たとい夜なかにどんなことがあっても、かならず顔をあげてはなりませぬぞ」 手を取るようにして蚊帳のなかへ押し込まれて、お蝶は雪のように白いにつつまれた。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
生まれてから一度も寝たことのないや蒲団の柔か味が、却ってかれに異様の肌障りをあたえて、ふわふわと宙に浮いているような一種の不安を感じさせた。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
お蝶は惣身の血が一度に凍るように感じられて、あわててを深くかぶって枕の上に俯伏してしまうと、墨塗りの縁をつけた大きい襖がさらりとあいたらしく思われて、着物の裾を永く曳いているような響きが枕に薄く伝わった。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
生き血を吸いに来たのか、骨をしゃぶりに来たのかと、お蝶はもう半分死んだもののようになって、一心にの袖にしがみ付いていると、やがてその衣摺れの音は次の間へ消えて行ったらしかった。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
「あ、幽霊……」と、お蝶は慌ててをかぶってしまった。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
汚らわしい欲のあればこそこうなった上に躊躇するわ、その顔を見て声を聞けば、かれら夫婦が同するのに枕を並べて差支えぬ、それでも汗になって修行をして、坊主で果てるよりはよほどのましじゃと、思切って戻ろうとして、石を放れて身を起した、背後から一ツ背中を叩いて、(やあ、ご坊様。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
作例 · 標準
寒い夜、彼は分厚いにくるまって眠った。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
嫁入り道具として、母親は立派な絹のを持たせてくれた。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
昔話の中で、旅人は借りたの暖かさに感謝した。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
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衾(ふすま)は平安時代などに用いられた古典的な寝具の一種。長方形の一枚の布地で現在の掛け布団のように就寝時に体にかけて用いるため、後世の掛け布団も衾と呼ぶことがある。なお大嘗祭の際に悠紀殿と主基殿の中にも衾が設えられるが、この起源を日本書紀の天孫降臨の際に本文では高皇産霊尊が瓊瓊杵尊を「真床追衾」を以て覆い、天磐座を放ち天八重雲を排分けて降臨させたとあり、一書では高皇産霊尊が瓊瓊杵尊に「真床覆衾」を着せて、天八重雲を排分けて、天下し奉ったことに由来するという説がある。 また、平安時代などには、結婚時に、夫婦となった2人にこれを掛ける、衾覆い(同衾)という儀式に使われることもあった。

出典: — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0