再転
さいてん
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
changing directions
文例 · 用例
すなわち一転すれば冒険心となり、再転すれば山気となるのである。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
再転し三転しては甲の事を仕ながら乙・丙の事を思い丁の事に当たりながら戊・己・庚・辛・壬・癸の事を思うようになり、終には全く散る気の習癖が付くようになるのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
で、人の心身に係わる或る意味を表わすことに於いて、漢字の気の字も、邦語の「いき」という語も、気息の義から一転再転三転して、甚だ含蓄の多い字となり語となっている。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
その頃一と度は政治家たらんと欲し、転じて建築に志ざし、再転して今度は実業界に入ろうとした一青年たる自分が文学に興味を持つようになったのもまた、直接には龍渓鉄腸らの小説、間接にはこれらの新傾向を胚胎した英国の政治家的文人の典型であった。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
美人と童子 一朝にして王侯の生活、再転して乞食の境遇。
— 国枝史郎 『高島異誌』 青空文庫
泡鳴初め浪漫主義を信じ、転じて表象主義に入り、再転して霊肉|合致より本能の重大を力説して刹那主義なる新語を鋳造せり。
— 長谷川時雨 『遠藤(岩野)清子』 青空文庫
転封して来たものは再転封されてこの土地を去ったというのだ。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
米連対欧弗の戦争|勃発が伝えられ、それが再転して、両国の握手となり、極東に対して共同作戦をとると見えたが、今また三転して、再び米連と欧弗とは、険悪なる関係に投げこまれ、すでに両軍の間には、激戦が展開されているようであった。
— 海野十三 『地球要塞』 青空文庫
作例 · 標準
試合の終盤、チームは攻撃の方向を再転し、相手をかく乱した。
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議論が膠着状態に陥ったため、一度テーマを再転して仕切り直すことになった。
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彼の人生は、大きな挫折を経験してから大きく再転した。
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