巣ごもり
すごもり
名詞
標準
nesting
文例 · 用例
まだ巣ごもり居て、薔薇の枝の緑の葉を啄めども、今生ぜむとする蕾をば見ざりき。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
蜻蛉田づらに疲れて、眞菰うら葉にやすらひ、鼠尾草、鷺草露にぬれて、匂ひ香しめる水際の繁みがくれの巣ごもり、夕月さし入る靜夜には、夢こそかよへ、御親の自然の胸なるふかき夢に。
— 薄田泣菫 『泣菫詩抄』 青空文庫
七『深山姥の使ひ姫、鷽が落した蠱の實の粒のひとつや含まれて、野木の叉枝の巣ごもりに、芽ぐむや、禍の妖惑。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
五『曾ては、深き青山の老木の枝の巣ごもりに、つがひの雛を羽ぐくみて、夫を待ちゐた日もそろ。
— 薄田淳介 『白羊宮』 青空文庫
獣の巣ごもりに近いそういう男女の結合の形でも、やはり人間には互の好きさが大きい役割をもっていた。
— 宮本百合子 『貞操について』 青空文庫
ロシア人という奴は決して言葉に不自由することがなく、巣ごもりをした雌鶏みたいに言葉を抱きこんで後生大事に温めておりもしないで、まるで肌身はなさぬ手形でも突きつけるように、早速ペラペラと喋ってしまう。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
そうして畑には麦が延びて、巣ごもりをしている鶉達が、いうところのヒヒ鳴きを立てている。
— 国枝史郎 『血ぬられた懐刀』 青空文庫
以太利の風光にあくがれし詩人、シェレエが「ピサに近きカシネの松ばら」と題してものしたる歌の中に就きて、回想せし楽しき逍遥の日は「なよ風松が枝に巣ごもり、荒波海ぞこに歛れりし」なり、われ虹の松原に遊べる折やまたかくのごとかりき。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫
作例 · 標準
春になると、つばめが民家の軒先で健気に巣ごもりを始める姿が見られる。
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渡り鳥たちがこの湿地帯で巣ごもりをするため、今の時期は人間が立ち入ることは禁じられている。
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卵を温めている間、親鳥は一時も休まずに巣ごもりを続けている。
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標準
shutting oneself in at home
作例 · 標準
冬の冷たい風を避け、週末は家で温かいスープを飲みながら巣ごもり生活を楽しんだ。
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彼は連休の間、誰とも会わずに一人で映画を見続けて巣ごもりを満喫した。
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試験勉強に集中するため、全ての誘いを断って部屋に巣ごもりすることに決めた。
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