独奏
どくそう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #29569 · 青空 60 例
標準
(instrumental) solo
文例 · 用例
カルメンの中の独唱でも、管弦楽の進行の波頭が指揮者のふりかざした両腕から落ちかかるように独奏者のクローズアップに推移して同時にその歌を呼出すといったような呼吸の面白さは、実地では却って容易に味わわれないものである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(5)』 青空文庫
葉笛を吹くなえゝシューベルトのセレナーデこれから独奏なさいますやかましいやかましいやかましいいその葉をだいじにしまっておいて晩頂上で吹けといふ先生先生山地の上の重たいもやのうしろから赤く潰れたをかしなものが昇てくるといふ (それは潰れた赤い信頼!
— 宮沢賢治 『春と修羅 第二集』 青空文庫
記憶が混雑して確かな事は言われないが、たぶんそういう種類の演奏会のどれかで私は始めてケーベルさんの顔を見、ケーベルさんのピアノの独奏を聞いたように思う。
— 寺田寅彦 『二十四年前』 青空文庫
ただ一種の楽器のあまり長い独奏は聴者の倦怠をきたしやすい。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
もっともピアノなどにはしばしば相当長い独奏曲があるにはあるが、これはしかし、見方によれば常にあまたの同時に響く音の並行であって、肉声ならばちょうど四部合唱のようなものを一つの器械を借りて一人の手で奏しているようなものである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
二人だけの連吟はもちろん二重奏であるが、場合によっては一方が独奏で他方は伴奏のような感じを与えるものさえもないではない。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
すなわち独吟はちょうど伴奏さえもつかないほんとうの独奏をつづけざまに一時間も聞かされるようなものである。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
しかし私には白昼夏の光のふりそそぐ日比谷公園の音楽堂の上に、凡ての満足と充実した凡ての生の歓喜とを以てその古琴独奏の矜を衆人の目前に曝すだけの勇気はない。
— 北原白秋 『桐の花とカステラ』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はコンサートで、ピアノの独奏を見事に披露した。
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バイオリンの独奏パートでは、彼の感情豊かな演奏が観客を魅了した。
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指揮者の指示で、オーケストラの中のフルートが美しい独奏を始めた。
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