危篤
きとく
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #32575 · 青空 410 例
標準
critical condition
文例 · 用例
――いつたい何処までゆきなさる、――いえ、兄の嫁の危篤を知らせに、此の下の村まで一寸。
— 中原中也 『(七銭でバットを買つて)』 青空文庫
危篤な病人の枕もとへはおおぜいの見舞い人が詰めかける。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
(文中、筆者は詩人が既に危篤の状態にありながら、醫者の死ではなしに、彼自身の死を死ぬことを欲して、遂に一切の注射を拒絶したといふ插話を引いて、大いに驚歎してゐる。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
話の様子で察してみると、誰かこの老婆の身近い人が、川崎辺の病院にでもはいっていて、それが危篤にでも迫っているらしい。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
母の危篤に駈けつけるときには、こんな思いであろうか。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
仕方なしに牛太郎と一緒におやぢのとこさ行つたらお袋が危篤で俺らこと捜しぬいてるところだつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
」伯母の病気が危篤だと云ふ代筆の手紙を手にして彼はかう呟いた。
— 平出修 『公判』 青空文庫
處で――父の……危篤……生涯一大事の電報で、其の年一月、節いまだ大寒に、故郷へ駈戻つた折は、汽車で夜をあかして、敦賀から、俥だつたが、武生までで日が暮れた。
— 泉鏡太郎 『麻を刈る』 青空文庫
作例 · 標準
「大変だ、田舎の親父が危篤らしい。明日の会議はキャンセルして、すぐに病院へ向かってくれ!」
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深夜の静まり返った集中治療室で、看護師が危篤状態の患者のバイタルサインを緊迫した表情で確認している。
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彼は海外出張中だったが、母親が危篤との知らせを受けて、取れる最短の便で急遽帰国の途についた。
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