幻辞.com

荷札

にふだ
名詞
1
標準
label
文例 · 用例
荷札ならここや」母がそう言って、それ見たかというような軽い笑顔をしながら持って来た。
梶井基次郎 城のある町にて 青空文庫
しかも、いつでもその婦人客達には、一人の人の好さそうな男が出迎えに出ていて、その出迎えの男に持たせる手荷物には、きまって、赤インキで筆太に、三の字を書いた、小さな洒落れた荷札がついているのであった。
大阪圭吉 三の字旅行会 青空文庫
成る程、一見普通の婦人客と区別のつかないような平凡な婦人なぞいつでも満員で、降車客もゴッタ返すような混雑を呈するとはいいながらも、その妙な三の字を書いた荷札つきの手荷物を持った、三時の急行の三等車の三輛目の婦人客に、いつからともなく気がついたとしても、不思議はないのであった。
大阪圭吉 三の字旅行会 青空文庫
なんしろ、あんたの毎日のお客様を、それとなく拝見しているに、どうも、時間といい、客車といい、切符といい、荷札といい、どれもこれも三の字にひどく関係の深い御婦人達のように思われてね。
大阪圭吉 三の字旅行会 青空文庫
兎に角手頃な手荷物の恰好にこしらえて、それに例の赤インキで三の字のはいった荷札をつけ、まず大阪の『支部長』がそれを持って大阪駅で入場券を買い、お客を送るようなふりをして、東京へ三時につく列車の、三等車の三輛目の網棚へ乗っけて、そのまま知らん顔をして引揚げる。
大阪圭吉 三の字旅行会 青空文庫
その混乱と間違いとを防ぐために、組ごとに荷物をひと纏めにして、その荷物にはまた銘々の荷札をつける。
岡本綺堂 鳥辺山心中 青空文庫
荷札扱ひにして来た、重さうな旅行鞄を、信吾が手伝つて、頭の禿げた松蔵に背負してる間に、静子は熟々其容子を見てゐた。
石川啄木 鳥影 青空文庫
荷札扱ひにして來た、重さうな旅行鞄を、信吾が手傳つて、頭の禿げた松藏に背負してる間に、靜子は熟々其容子を見てゐた。
石川啄木 鳥影 青空文庫
作例 · 標準
発送する荷物には、必ず**荷札**を貼ってください。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
この箱には、中身を示す**荷札**が取り付けられている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
昔ながらの**荷札**には、手書きで宛名が書かれていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite