穢土
えど
表現
標準
this impure world (as opposed to the pure land)
文例 · 用例
「この穢土濁世にこんな人達が、こんな人間生活が、そして、こんな地域があつたのか?
— 南部修太郎 『處女作の思ひ出』 青空文庫
どこにこんな荒寥の地方があるのだらう年をとつた乞食の群はいくたりとなく隊列のあとをすぎさつてゆき禿鷹の屍肉にむらがるやうにきたない小蟲が燒地の穢土にむらがつてゐる。
— 萩原朔太郎 『青猫』 青空文庫
年をとつた乞食の群はいくたりとなく隊列のあとをすぎさつてゆき禿鷹の屍肉にむらがるやうにきたない小蟲が燒地の穢土にむらがつてゐる。
— 萩原朔太郎 『定本青猫』 青空文庫
此故に心は大海の浪と揺ぎて定まる時無く、縁は荒野の草と萠えて尽くる期あらねば、たま/\大勇猛の意気を鼓して不退転の果報を得んとするものも、今日の縁にひかれて旧年の心を失ふ輩は、可惜舟を出して彼岸に到り得ず、憂くも道に迷ひて穢土に復還るに至る。
— 幸田露伴 『二日物語』 青空文庫
彼は天災地變に苛まれる人生の焦熱地獄に堪へられなくなつて、この假現の濁世穢土から遁れようとしたのです。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
況んや沈痛凄惻人生を穢土なりとのみ観ずる厭世家の境界に於てをや。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
一方には穢土穢物を嫌ひたまはざる仏の慈悲に似たるものあり、他方には餓鬼畜生の慾情と戦へる霊妙なる人類としての純潔あり。
— 北村透谷 『処女の純潔を論ず』 青空文庫
同じ苗を移しても他の土地では育たないさうで、思ひ付きをほめられたさに東京の上司氏に贈ると「上方の野菜物は甘い、關東に食へるものなし、江戸は穢土なり」といふ意味のハガキを貰つたことがある。
— 竹久夢二 『砂がき』 青空文庫
作例 · 標準
仏教では、我々が生きるこの世を「穢土」と呼び、悟りへの道を説く。
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煩悩に満ちた穢土から解脱するため、修行に励む者もいる。
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「ああ、もうこの穢土での苦しみから解放されたい…」と彼は呟いた。
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標準
feces
作例 · 標準
散歩中、犬が道端に穢土を残していった。
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衛生管理が不十分な場所では、穢土による汚染が懸念される。
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「うわっ、変な臭いがすると思ったら、誰か穢土を放置してる!」
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