郵便貯金
ゆうびんちょきん
名詞
標準
postal savings (deposit)
文例 · 用例
ある人が銀行に預けてある一億円の金のうち一円だけを郵便局に郵便貯金として預け換えて置いたのを、ちょっと下ろしてまたもとの銀行へ収めたようなものです。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
そして、月々きまつてもらふお小|遣ひを少しづゝ郵便貯金にし初め、いつも祖母がくれるお中|元お歳|暮の金も今までのやうに無駄には使はないことにした。
— ――私の寫眞修行―― 『寫眞と思ひ出』 青空文庫
前の女教師の片意地な基督教信者であつた事や、費用をはぶいて郵便貯金をしてゐる事は、それを思出す多吉の心に何がなしに失望を伴つた。
— 石川啄木 『道』 青空文庫
彼女はよくよく考えた末、その頃やや盛んになりかけた郵便貯金に預け入れた。
— 菊池寛 『身投げ救助業』 青空文庫
その雑嚢のなかに詰めておいた品物の名をここに列挙すると 繃帯、脱脂綿、メンソレータム、ヒロポン、ズルファミン剤、オートミイルの缶入、炒米、万年筆、小刀、鉛筆、手帳、夏シャツ、手拭、縫糸、針、ちり紙、煙草、マッチ、郵便貯金通帳、ハガキ、印鑑 これだけが、うまく詰めこんであった。
— 原民喜 『原爆回想』 青空文庫
当時はまだ銀行のこともよく分らず、郵便貯金などいうことはさらにありませんから、師匠に預けるのが一番確かでした。
— 年季あけ前後のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
それは数年前、郵便貯金の通帳を失くしたときである。
— 菊池寛 『易と手相』 青空文庫
何故といつて、この人達は早速自分の香気を化粧品屋に売つて、その金を郵便貯金にする事を知つてゐるから。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
彼は子供の頃からお小遣いをこつこつと郵便貯金に預けてきた。
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郵便貯金は、国の制度なので比較的安全な貯蓄方法として多くの人に利用されている。
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老後の生活資金のために、まとまった額を郵便貯金に預け入れた。
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ウィキペディア
郵便貯金2007年10月1日に実施された郵政民営化以前に、郵便貯金法に基づき、日本政府(駅逓局・逓信省・郵政省・総務省郵政事業庁)・日本郵政公社が行っていた貯金の受入れ事業のこと。 2007年10月1日以降では、郵政民営化以前に預入された定額郵便貯金・定期郵便貯金など定期性郵便貯金の日本政府による保証を継続させるため株式会社ゆうちょ銀行に承継されず、独立行政法人郵便貯金簡易生命保険管理・郵便局ネットワーク支援機構(郵政管理・支援機構)に承継された貯金のこと。民営化時点で約131兆円。なお、郵政民営化以前に預入されていた通常郵便貯金・通常貯蓄郵便貯金は民営化時点でゆうちょ銀行に承継されており、「郵便貯金」ではなくなった。また、民営化後にゆうちょ銀行・郵便局で取り扱う貯金事業の名称は「貯金」であり、「郵便貯金」ではない。 民営化後のゆうちょ銀行で提供している預金の愛称は「郵便貯金」ではなく「貯金」であるものの、「ゆうちょ銀行」という行名であることも起因し、一般には国営時代と同様に「郵便貯金」と俗称されることも多い。ただし、これは厳密には誤りである。
出典: 郵便貯金 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0