有閑
ゆうかん
形容詞-語幹名詞
標準
leisured
文例 · 用例
有閑者がこの街を自分の調査機関のようにたえまなく往来して、記憶をタイプライターで刷りあげると、不生産的な、非社会的な報告書しかつくれないような愚な街であった。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
自分で一冊か二冊、つまらない別の本を裸で抱えて、如何にも有閑学生か、有閑インテリらしい気分と面構えで飄然と往来から這入って来るんですね。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
連句はその末流の廃頽期に当たって当時のプチブルジョア的有閑階級の玩弄物となったために、そういうものとしてしか現代人の目には映らないことになった。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
「このごろはどこの有閑マダムでも、掘出しものをするのに夢中よ。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
どうせ有閑夫人の手に成る家庭料理か、料理屋の形式的な食品以外、真のうまいものは食ってやしまい。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
(ましてX夫人は兼てから文人達の会合等に一種の遊興的気分を撒いて歩く有閑婦人だった。
— 岡本かの子 『鶴は病みき』 青空文庫
生活文化の激甚この有閑といはれる職業にまで及んだのか。
— 岡本かの子 『女性と庭』 青空文庫
もう、有閑階級はいやだ。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
作例 · 標準
有閑な生活を送る人々は、時間に追われることが少ない。
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引退後は、有閑な時間を趣味に費やしたいと思っている。
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彼女は有閑な立場を利用して、ボランティア活動に尽力している。
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