エイドス
エイドス
名詞
標準
form (in Aristotelianism)
文例 · 用例
さてこのことは形態心理学が Gestaltwahrnehmung の名の下に於て実験的に指摘しようと試みている一定の心理的な事実であるばかりではなく、又その心理学をばこの方向に導く理念としてのエイドスをも含んでいる。
— ――之は一つの習作である―― 『範疇としての空間に就いて』 青空文庫
然しそれは抽象的、悟性的なものでなく、この意味で法則といふよりもイデーもしくはエイドス(形態)であり、しかもこの場合イデーは経験から離れたものでなく、経験に即して直観され得るものである。
— 三木清 『ゲーテに於ける自然と歴史』 青空文庫
形相とは物の形をいい、イデアとかエイドスとかという言葉で表わされた。
— 三木清 『哲学入門』 青空文庫
中世期の宗教的封建国家は、プラトンで構成されたところの、上に動かざるエイドス、理想的な象徴があり、その下に無限のフェノメナ、現象が、その影のごとく、その映像をわけもちながら、不完全な形で、生まれ変わり、死に変わりするという世界像を、まことに重宝としたのである。
— 中井正一 『美学入門』 青空文庫
プラトンの世界観――哲学の出発・動機は――全く観想的であった(その見られるイデア、彫塑的なエイドス、その諧調的な構造美を見よ)。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
イデアはエイドスである(プラトンに於ける不動な存在としてのイデアの概念は併し、すでにパルメニデスにその先蹤が見出される。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
なぜなら事物の一般的なるものを吾々は概念と呼び、そしてこの概念なるものはとりも直さず一つの観念に外ならないから(概念と訳されているギリシア語は多くエイドスのことである)。
— 戸坂潤 『現代哲学講話』 青空文庫
真理は明るくして見られるものであり(イデア)、姿の判然とした形のあるもの(エイドス)である。
— 戸坂潤 『認識論とは何か』 青空文庫
作例 · 標準
アリストテレスは、個別の事物の中に形相としてのエイドスが内在すると考えた。
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「ヒレア(質料)にエイドス(形相)が合わさることで、万物は成立するんだ」
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この彫刻において、粘土は質料であり、表現された人物の姿がエイドスである。
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標準
idea (in Platonism)
作例 · 標準
プラトンによれば、我々が見ている現世の物体はエイドスの不完全な写しに過ぎない。
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「真の実在であるエイドスの世界を認識することこそが、哲学の目的だよ」
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洞窟の比喩において、壁に映る影ではなく、その大元となるエイドスを見よと説かれた。
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ウィキペディア曖昧さ回避
エイドス(ギリシア語、είδος) 外部から見た印象(外観)のことである。同義語に外見がある。外観は内部事情と相違があることが往々にしてある。また、アイドルの語源でもある。 外観は建築等の用語で、建物の外側の様子を指す(対義語として建物の内部の様子を表す内観があるが、これは心理学や宗教等における意味とは異なる)。例:外観パース 形相。形式。 種。種子。 アイドス(Eidos)の日本語表記の一つ。
出典: エイドス — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0