薄遇
はくぐう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
poor or inhospitable reception
文例 · 用例
其を思うとお繁さんの居ない今日、岡村に薄遇されたのに少しも無理はない。
— 伊藤左千夫 『浜菊』 青空文庫
およそ士君子の正理を説きて世道人心を感化せんとするや、その説の時に薄遇せらるるを憂えず、しかしてその理の世に誤解せらるるを憂う、当時は政府の方針すでに立憲政体を建つるに決し、明らかに聖詔をもってこれを人民に知らしめ、人民たるものすでにようやく民権の何物たるを略知したるの時代なり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
云はゞあらゆる虐待と薄遇とを与へたのだ。
— 會津八一 『菊の根分をしながら』 青空文庫
日本では薄遇の鬢長、米国にもてるというので、一昨年のことだ、漁村の仲買人はいっせいに輸出準備をしたのであったが、時も時、鬢長君なにを感じるところあったか、自身米国近海に遊泳したので、昨年は米国において鬢長大漁とあって、日本の鬢長は再び断髪流行の日本に薄遇をこうむることになった。
— 北大路魯山人 『鮪を食う話』 青空文庫
だが電気会社当業者にいわせると、農村の自家用発電は、設備費の割合に電力消費量が少なくまた季節的なムラが甚だしく、それに水力の不平均や技術家の薄遇等々の理由によって、いずれも経営困難に陥っているというのである。
— 戸坂潤 『現代日本の思想対立』 青空文庫
作例 · 標準
彼は会社で薄遇され、不満を抱いていた。
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新しい環境で薄遇されるのではないかと、彼女は不安を感じていた。
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才能ある芸術家が、生前は薄遇されるという話はよく聞く。
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