人見
ひとみ
名詞頻度ランク #18836 · 青空 523 例
標準
slit in the curtains that allows someone on stage to see the audience (in kabuki theatre)
文例 · 用例
韋駄天を叱する勢いよく松が端に馳け付くれば旅立つ人見送る人|人足船頭ののゝしる声々。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
衣の袖を襷に結び上げ、竹箆を斜に構えた僧も二三人見えます。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
與四|郎は忽ち顏の色青く赤く、唇を震はせて惡婆、と※びしが、怒氣心頭に起つて、身よりは黒烟りの立つ如く、紙幣も文も寸斷/\に裂いて捨てゝ、直然と立しさま人見なば如何なりけん。
— 樋口一葉 『われから』 青空文庫
彼等が下って来るまで、見渡す限り雪ばかりで、犬一匹、人、一人見えなかった山の上に、茶色のひげを持った露西亜人が、毛皮の外套を着、銃を持って、こちらを見下しているのであった。
— 黒島傳治 『雪のシベリア』 青空文庫
) 白痴は婦人を見て、また私が顔をじろじろ見て、人見知をするといった形で首を振った。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
それをば刈払い、遁出でむとするにその術なく、すること、なすこと、人見て必ず、眉を顰め、嘲り、笑い、卑め、罵り、はた悲み憂いなどするにぞ、気あがり、心激し、ただじれにじれて、すべてのもの皆われをはらだたしむ。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
桟橋を往来している兵隊等はこの不思議な鉄の鳥に気が付かないのか、気が付いていても珍しくないのか、誰一人見向いてみるものもない。
— 寺田寅彦 『夢』 青空文庫
」 それがすむと先生はまた教壇をおりて、一年生の習字を一人一人見てあるきました。
— 宮沢賢治 『風の又三郎』 青空文庫
作例 · 標準
舞台袖の人見から、役者が客席の入り具合をこっそり伺っている。
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人見の隙間から漏れる光が、緊張した役者の顔を微かに照らした。
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古風な劇場の幕には、観客を観察するための人見が設けられている。
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標準
public eye
作例 · 標準
一度人見にさらされれば、どんな小さなミスも批判の対象になる。
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彼女は極端に人見を気にする性格で、外出するのも一苦労だ。
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政治家たるもの、常に人見を意識した振る舞いを心がけるべきだ。
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