寒の入り
かんのいり
名詞
標準
beginning of midwinter
文例 · 用例
此日寒の入りなれど暖なり。
— 断腸亭日記巻之五大正十年歳次辛酉 『断腸亭日乗』 青空文庫
大寒の入りのような厳しい寒さ、風も烈しい。
— 正岡容 『随筆 寄席風俗』 青空文庫
人の住んでいないはずの、宗源寺の山門から時々怪火が洩れるとか、人の呻き声が聞えるという、頻々たる投書に基いて、地元|柏野警察署が刑事の一群を踏み込ませたのは、本年の一月二十一日、朝から大雪が降った大寒の入りの当夜であった。
— 橘外男 『仁王門』 青空文庫
関西では寒の入りに油ものを食べぬと凍えるというだけだが、東北は一般にこの日を油しめといって、始めて種油を搾らせ、それを使っていろいろの食物をこしらえる。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
作例 · 標準
今日は寒の入りだというのに、例年にない暖かさで少し拍子抜けしてしまう。
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寒の入りを迎え、東北地方の農家ではいよいよ雪囲いの作業が本格化した。
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「うわっ、寒の入りを境に一気に冷え込んできたね」と、同僚と肩をすくめながら駅へ向かった。
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寒の入りから立春までの間、武道場では心身を鍛えるための寒稽古が行われる。
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