総攬
そうらん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
control
文例 · 用例
白河天皇も、又英明の御資質で、藤原氏の権勢など顧慮せらるゝことなく、万機を決し給うてゐたが、応徳三年、御位を堀河天皇に譲り給うた後、院庁を開いて、おん自から、万機を総攬し給ひ、次の鳥羽天皇、崇徳天皇まで御三代の間は、白河上皇の院政が続いたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
「第十一条、大日本帝国は万世一系の天皇之を統治す」「第三条、天皇は国の元首にして統治権を総攬し、此憲法の条規に依り之を行う」 或は、日本には帝国議会というものが存在しているから絶対的君主制ではない、立憲君主制体であると云うものがあるかも知れぬ。
— ――ソヴェト同盟の国家体制と日本の国家体制―― 『労働者農民の国家とブルジョア地主の国家』 青空文庫
大正十四年に上梓された『巣鴨総攬』に拠ると、西巣鴨の慈眼院には浦里時次郎の比翼塚が、同じく妙行寺にはお岩の墓、同じく盛雲寺には新門辰五郎の墓があると記述されてゐる。
— 正岡容 『巣鴨菊』 青空文庫
その『巣鴨総攬』の口絵写真を一見すると嘗て私の住んでゐた辺りなどつひ近年まで草茫々としてゐたらしい。
— 正岡容 『巣鴨菊』 青空文庫
かくて国家の統一は「祭事の総攬」において遂げられた。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
種々の地方的な崇拝が、異なれる神々の同化やあるいは神々の血統的な関係づけによって、一つの体系に編み込まれたのは、この「祭事の総攬」の反映であろう。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
ここに「祭事の総攬」という機運が起こってくる。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
しかしながら「祭事の総攬」は、その黄金時代においては幾万の軍隊を朝鮮半島に出動させるほど有力であったとはいえ、それ自身は本質上神聖な権威による統一であって、最大の兵力による威圧でもなければ経済的な実力による支配でもなかった。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
作例 · 標準
彼は組織全体の運営を総攬する重責を担っている。
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指揮官は、部隊の行動を綿密に総攬した。
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彼女は、複雑な人間関係を巧みに総攬していた。
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