一瞥
いちべつ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #32412 · 青空 767 例
標準
a glance
文例 · 用例
上陸当初の日に一瞥して嘔吐を催し、現代日本の醜悪面を代表する都会と罵り、世界のどんな汚い俗悪の都市より、もっと殺風景で非芸術的な都市と評した東京は、彼が死んでも住みたくない所であった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
自分の為め、自分を恋ひ慕ふの情にさいなまれたその結果、斯うやつれ果てたといふ憐憫の意識は、直ぐその後に頭に登つては来ましたが、いぢわるく一瞥の時の悪感につきまとはれてどうすることも出来ませんでした。
— 岡本かの子 『恋愛といふもの』 青空文庫
半次ジロッと其れを一瞥して「こりゃ何だ?
— 山中貞雄 『中村仲蔵』 青空文庫
イレエネはをぢさんの此一瞥を恭しく受け取つて、周囲の一同がひつそりと黙つてゐる中で、さも手が懈いと云ふ風に、持つてゐた果を剥く小刀を、Wの上に冠のある印の附いた杯の縁まで上げて一度ちいんと叩いた。
— DAS FAMILIENFEST 『祭日』 青空文庫
そして妾は佐野の許しを乞うような一瞥を意識して舞台に倒れてしまったのです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
彼は心持ち昂奮して床を靴尖で叩きながら立上ると、リー・シー・ツワンは遥かビクトリア・ビークの絶景の化粧された文明の礎を一瞥して、 ――上海に於ける陳独秀のコムミュン騒動、また広東事変の失敗によって俺には熱狂的同志に対して俺自身に課せられた革命的任務の自覚が眼覚めたのだ。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
」 山崎は、もみ合っている工人達をじろりと一瞥した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
乗っている女の人もただ往来からの一瞥で直ちに美しい人達のように思えました。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4