設計者
せっけいしゃ
名詞
標準
designer
文例 · 用例
併し伊香保の設計者は、折角のかうした情趣を充分に生かして居ない。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
設計者が日本に地震という現象のあることをつい忘れていたか、それとも設計を註文した資本家が経済上の都合で、強い地震の来るまでは安全という設計で満足したのかもしれない。
— 寺田寅彦 『静岡地震被害見学記』 青空文庫
けれども多分は、風がうたひ雲が應じ波が鳴らすそのうたをただちにうたふスールダッタ星がさうならうと思ひ陸地がさういふ形をとらうと覺悟するあしたの世界に叶ふべきまことと美との模型をつくりやがては世界をこれにかなはしむる豫言者、設計者スールダッタとかういふことであったと思ふ。
— 宮澤賢治 『龍と詩人』 青空文庫
尤もその日は特に蒸暑かったのに、ああいう、設計者が通風を忘れてこしらえた美術館であるためにそれが更に一層蒸暑く、その暑いための不愉快さが戸惑いをして壁面の絵の方に打つかって行ったせいもあるであろう。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
殿堂の建設には設計者のファンタジーが必要である。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
家屋の建築は設計者の気随になる。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
そうした場合に、その設計者が引責辞職してしまうかないし切腹して死んでしまえば、それで責めをふさいだというのはどうもうそではないかと思われる。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
その設計の詳細をいちばんよく知っているはずの設計者自身が主任になって倒壊の原因と経過とを徹底的に調べ上げて、そうしてその失敗を踏み台にして徹底的に安全なものを造り上げるのが、むしろほんとうに責めを負うゆえんではないかという気がするのである。
— 寺田寅彦 『災難雑考』 青空文庫
作例 · 標準
巨大なダムの設計者は、万が一の大地震にも耐えうる構造を追求した。
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「設計者の意図を正しく理解しないまま施工を進めると、取り返しのつかないことになるぞ。」
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有名な建築家が設計者として名を連ねているだけで、そのマンションの価値は跳ね上がる。
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