凍土
とうど
名詞
標準
frozen soil
文例 · 用例
これから日を逐うて寒さが加はり、朝霜が白くおいた凍土の上を、着膨れて鞠のやうに円くなつた雀たちが、いたいたしさうに小刻みに飛び歩く十一月の末頃ともなれば、この青道心のかちかちに頑だつた青頭も、いつのまにかふつくりと黄熟する。
— 薄田泣菫 『独楽園』 青空文庫
錐もみて墜つる敵機や暮の空 錐もみの敵機に沸くや暮の町 敵一機錐もみに入る空の寒さ 墜ちかかる敵機の翼に冬日哉 錐もみの敵機に凍土解けにけり 錐もみの敵機や冬日うららかや◯いつも夜中、警報中に「おい、灯かりついとるぞ!
— 海野十三 『海野十三敗戦日記』 青空文庫
それにつづいて、ウィルメットという町があって、其処に私の通っていた雪氷永久凍土研究所が、新設されたのである。
— 中谷宇吉郎 『知られざるアメリカ』 青空文庫
私が前に二年間ウィルメットの雪氷永久凍土研究所を手伝っていた頃のことである。
— 中谷宇吉郎 『エスキモーの国から』 青空文庫
皆外国人で、雪や氷や凍土の研究をしている男であって、名前は論文を通じて知っていた連中である。
— 中谷宇吉郎 『科学の国際連合』 青空文庫
そこには凍土の上に垂れこめた重くるしい空がある。
— ――一つの反措定として―― 『チェーホフ序説』 青空文庫
この凍土の表面がある程度の深さまで融解して排水されるまで待つために、やはり作付が遅れるのである。
— 中谷宇吉郎 『農業物理学夜話』 青空文庫
もっとも最近までハルピン大学の教授であった浜田博士の話によると、ソ連は凍土上に特殊の栽培法を行なうことによって、シベリアで大量に小麦を生産し、それが今度の戦争中のソ連の食糧事情に甚大な貢献をしたのだそうである。
— 中谷宇吉郎 『農業物理学夜話』 青空文庫
作例 · 標準
アラスカの広大な大地には、厚い凍土が広がっている。
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永久凍土の融解は、環境問題として世界中で懸念されている。
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この地域の凍土は、貴重な太古の植物を保存していることで知られている。
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