渋
しぶ
名詞頻度ランク #18402 · 青空 284 例
標準
kakishibu
文例 · 用例
さういふと、外国人はたゞもう楽天的で、我々は唯もう渋い一天張りの国民のやうな気もするが、そんなことは、一朝にして決められることではない。
— ――人と海―― 『海の詩』 青空文庫
『吹くのが面白いものだから、自分でわざと火を消しては、やたらに吹いた』と、夫人が追想談で話しているが、おそらくそういう場合、ヘルンの筆が行き渋り、感興が中断した時であったろう。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
語彙が貧弱だから、ペンが渋るのである。
— 太宰治 『自作を語る』 青空文庫
」「またそんな渋いことかあ。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
人々は「さび」や「渋味」や「枯淡」やの老境趣味を愛したけれども、青空の彼岸に夢をもつような、自由の感情と青春とをなくしてしまった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
前出した多くの句を見ても解る通り、蕪村の句には「さび」や「渋味」の雅趣がすくなく、かえって青春的の浪漫感に富んでいる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そのため非難するものは、蕪村の句が絵画的描写に走って、芭蕉のような渋い心境の幽玄さがなく、味が薄く食い足りないと言うのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
就中、信州の渋とか湯田中といふやうな百姓めいた温泉、言はば「田舎者の湯治場」といつた感じのする所は何より嫌ひだ。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
作例 · 標準
昔の日本の家屋では、渋を塗って木材の防腐処理をしていた。
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柿の渋は、染料としても利用されてきた歴史がある。
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和紙に渋を塗ることで、強度と防水性を高めることができる。
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