正風
しょうふう
名詞
標準
right style
文例 · 用例
それで俳諧でも「カピタンをつくばはせ」たり「アラキチンタをあたゝめ」たりしながらいわゆる正風を振興したのであった。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
モウ四十に近い姥桜とは夢にも思えない豊満な、艶麗な姿を、婦人正風会の椅子に据えて、弁舌と文章に万丈の気を吐き始めた。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
婦人正風会長になって日本中の婦人の憧憬を、御一身にお集めになる一面には、あらゆる方法であらゆる紳士方の裏面を御研究になったのですからね。
— 夢野久作 『けむりを吐かぬ煙突』 青空文庫
今の漫画は俳諧ならば談林風のたわけを尽くしている時代に相当する、遠からず漫画の「正風」を興すものがかえって海のかなたから生まれはしないかという気もする。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
それはもちろん風雅の心をもって臨んだ七情万景であり、乾坤の変であるが、しかもそれは不易にして流行のただ中を得たものであり、虚実の境に出入し逍遙するものであろうとするのが蕉門正風のねらいどころである。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
詩の正風はさうした精神に根柢を置く。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
しかしてこの派を称して芭蕉の正風なりといふに至りては真に芭蕉の罪人なり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
芭蕉が死んでから弟子共が正風の本家はおれだ我だと争った話があります。
— 夏目漱石 『創作家の態度』 青空文庫
作例 · 標準
江戸時代に俳壇を席巻した正風は、それまでの滑稽主体の俳諧を芸術の域まで高めた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
師匠は弟子たちに、奇をてらわず正風を守ることの大切さを、厳しい稽古を通じて説き続けた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
正風の教えに従い、日常の何気ない風景の中に普遍的な美を見出そうと日々努めている。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア曖昧さ回避
正風 (しょうふう) 正しい風体をいう和歌・連歌・俳諧用語。正風体とも。 松尾芭蕉およびその門流の俳風をいう語。蕉風とも。 → 正風俳諧 (まさかぜ) 明石正風 - 戦国時代の武将。赤松氏の家臣。 高崎正風 - 幕末から明治期の歌人。
出典: 正風 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0