灰器
はいき
名詞
標準
ash box (used in tea ceremony)
文例 · 用例
兄が耕二の間の障子を開けると、「負けちやつた」と耕二はいきなりそれだけ言つた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
するとジョバンニはいきなりさっきカムパネルラといっしょだったマルソ〔に〕会ひました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
」 油断をしているうちに、達二はいきなり山男に足を捉まいて倒されました。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
初めにはいきなり酷く叱られて慄え上がるが、教えを受けて引下がるときは皆嬉々として引下がったという話である。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
僕がよい加減なことを一言二言いうと、お増はいきなり僕の手をとって、も少しこっちへきてここへ腰を掛けなさいまアと言いつつ、藁を積んである所へ自分も腰をかけて僕にも掛けさせた。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
君はいきなり立ちあがつた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
が、突然、彼女が私の眞近にゐることが妙に氣になつて來ました、何故とも知らず、私はいきなり、彼女の奇妙に重ね合はされた、擦り切れた手へ目をやりました。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
そして、私はいきなり美しい夢から呼び覺まされたやうに、現實的なその世界の中に卷き込まれねばならなかつた。
— 南部修太郎 『處女作の思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
茶道では、灰器に灰を入れ、炭火を調整する。
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