漢音
かんおん
名詞
標準
kan-on
文例 · 用例
「熊(漢音ゆう)の一種で能(のう)という獣がいるそうです。
— 夢野久作 『能ぎらい/能好き/能という名前』 青空文庫
仏教にあっては、私たちの内部に「菩提(梵語 〔Bodhi〕 の漢音訳で「覚り」の義)心」が蠢めくときがそれであるといたします。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
支那語は古代の漢音からして、平仄に強くアクセントがはっきりしている。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
「熊(漢音ゆう)の一種で能(のう)という獣が居るそうです。
— 夢野久作 『能とは何か』 青空文庫
それから、これは全く偶然ではあろうが、この同じヘブライ語が「撲」の漢音「ボク」に通ずるのが妙である。
— 寺田寅彦 『相撲』 青空文庫
第一これは外國語であり、而かもその外國語にしても漢音呉音の差により一は「バンゼイ」と發音さるべく、一は「マンザイ」と發音されねばならぬのにかゝはらず、現在の「バンザイ」ではどちらつかずの鵺語となつてゐる。
— 野蒜の花 『樹木とその葉』 青空文庫
ただし四条五条という漢音の語なくば「春水」とは言わざりけん。
— 正岡子規 『俳人蕪村』 青空文庫
こは元禄の句なるが、当時にありて門前といふが如き言ひなれぬ漢語を用うることは少きに、これはかへつて後世|蕪村の調にも似たるは如何といふに、山門前の意味なれば漢音にて門前と読ませたるなり。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
作例 · 標準
仏教用語の多くは、漢音で日本に伝わったと言われている。
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昔の文献を読む際には、呉音と漢音の違いを理解していると役立つ。
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日本語の漢字の読み方には、音読みの中でも漢音と呉音、唐音がある。
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漢音(かんおん)とは、日本漢字音(音読み)の一つ。古くは「からごえ」とも呼んだ。7, 8世紀、飛鳥時代初期から平安時代の初めごろまでに、遣隋使・遣唐使や留学僧などにより伝えられた音をいう。中国語の中古音のうち、唐中葉頃の長安地方の音韻体系(秦音)を多く反映している。他の呉音や唐音に比べて最も体系性を備えている。また唐末に渡航した僧侶たちが持ち帰った漢字音は中国語の近世音的な特徴を多く伝えており、通常の漢音に対して新漢音と呼ばれることがある。
出典: 漢音 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0