痛烈
つうれつ
形容動詞名詞頻度ランク #22896 · 青空 290 例
標準
severe
文例 · 用例
鉄腸|居士を父とし、天台道士を師とし、木堂翁に私淑していたかと思われる末広君には一面気鋒の鋭い点があり痛烈な皮肉もあった。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
七枚の紙幣をろうそくの火でもやしたって、これほど痛烈な損失感を覚えないだろう。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
恐らく諸氏の論難は、最|痛烈辛辣なものであろう。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
文壇がむしろ真にレアリズムに徹底して、痛烈なる芸術至上主義に立つならば、すくなくとも日本の詩人は、今少しよき境遇に有り得るだろう。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
彼等のそこに求めるものは、ストア的律格の厳正さと、がっしりした韻律の骨組と、そしてあらゆる意志的な抑制とから、すべての生ぬるい主観を圧し、センチメンタルな情緒を殺し、それの痛烈から逆に飛躍しようとする意欲である。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
結婚して、はじめて青春の美しさを、それを灰色に過してしまったくやしさが、舌を噛みたいほど、痛烈に感じられ、いまのうち何かでもって埋め合せしたく、あの人とふたりで、ひっそり夕食をいただきながら、侘びしさ堪えがたくなって、お箸と茶碗持ったまま、泣きべそかいてしまったこともございます。
— 太宰治 『皮膚と心』 青空文庫
この夫婦乞食には派手なものを思い切ってよごしてみたという、それが危く魅力になりそうな痛烈な極度にまで届いた汚さがありました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
新人の悲哀は古い詠嘆の絃にのぼせて象徴の世界を観照すべくあまりに複雑であり、深刻であり、而かも而かも傷ましいほど痛烈である、わが友よ、古い楽器の悲哀を知れ。
— 北原白秋 『桐の花とカステラ』 青空文庫
作例 · 標準
その批評家は、彼の作品に対し痛烈な批判を加えた。
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政府の政策に対し、野党から痛烈な非難が浴びせられた。
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彼の言葉は、私の心を痛烈に突き刺さった。
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