万夫不当
ばんぷふとう
名詞
標準
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文例 · 用例
元来この隣国の大将は、獅子王をも手打ちにすると聞えた、万夫不当の剛の者でおぢやれば、「あんちおきや」の帝とても、なほざりの合戦はなるまじい。
— 芥川龍之介 『きりしとほろ上人伝』 青空文庫
張大帥はすなわち燕人張翼徳の後裔で、彼が一度丈八の蛇矛を支えて立つと、万夫不当の勇がある。
— 魯迅 『風波』 青空文庫
貞盛にも、万夫不当の勇があるわけではない。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
しかし、まえにも、いったとおり、剣を持っては万夫不当のかれではないから、無念や、そこへ追われてきた伊那丸と咲耶子のすがたを見ながら、四|天王の天野、猪子、佐分利などにささえられて近よることもできない。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
評定の間のあかりは、晃々と照って、席には一族の権六勝敏、おなじく勝豊、徳山則秀、不破光治、小島|若狭守、毛受勝介、佐久間玄蕃允など、万夫不当の北国衆が、評定の座へズラリといならんでいる。
— 吉川英治 『神州天馬侠』 青空文庫
性、気みじかで、すぐ雷声を出すところから霹靂火のあだ名があり、ひとたび狼牙棒とよぶ仙人掌のような針を植えた四尺の棒を打てば万夫不当な概があった。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
風貌、物ごし、音声、まさに万夫不当の骨柄である。
— 吉川英治 『新・水滸伝』 青空文庫
鉢巻から逆立つ乱髪は一炬の炎のように赤ッぽく見え、その大きな双眸の光と共に、いかにも万夫不当のさむらいらしく見えた。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
あの武将は万夫不当の強さを誇り、敵を震え上がらせた。
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彼は万夫不当の精神で、どんな困難にも立ち向かう。
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万夫不当の英雄が、ついにこの地に現れた。
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