西北
せいほく異読 にしきた
名詞頻度ランク #31281 · 青空 639 例
標準
north-west
文例 · 用例
その母屋の乾隅(西北隅)に柚の花が咲いてるとも解されるが、むしろその乾隅の部屋――それは多分隠居部屋か何かであろう――の窓前に、柚の花が咲いていると解する方が詩趣が深い。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
そしてそれに紅白、あるいは紺と白と継ぎ分けた紙の尾を幾条もつけて、西北の季節風に飛揚させる。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
西北の仙丈岳を前衛として、駒ヶ岳、鋸岳、木曾駒山脈の切れ間に谷が多いので、このように水蒸気も多く、そうしてこの山を目がけて、吹きつけるのであろう。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
畑の中に點々と碁布した民家は、きまつたやうに森を背負つて西北の風を防いで居る。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
西北の方には山群が望まれて、翁の心を沸き立たした。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
中にははるばる西北の山奥でとれたのをまた貰いに貰って来たといって、牟射佐妣という鳥だか、獣だか判らないものをお珍らしかろうと贈りに来た。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
具体的の例を挙ぐれば、東京市民にとりては「明日正午まで京浜地方西北の風晴」と云い、あるいは「本日午後驟雨模様あり」というがごときは多数の世人に有用有意義なり。
— 寺田寅彦 『自然現象の予報』 青空文庫
茄子畑というは、椎森の下から一重の藪を通り抜けて、家より西北に当る裏の前栽畑。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
作例 · 標準
風は西北の方向から吹いてきて、肌寒く感じられた。
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この地域は、冬になると西北からの季節風が強まる。
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彼は羅針盤で西北の方角を確認し、山道を登り始めた。
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