鍔
つば
名詞頻度ランク #16990 · 青空 511 例
標準
guard (on a sword)
文例 · 用例
明け放された窓からは初夏の風がサカンに頬や帽子の鍔に吹きつけてゐた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
自動車が一台、(何時見てもそれは黒ずんだ緑色に塗られてゐたから同一の一台だと思ふ)時々「鍔甚」の前にとまつた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
その頃|流行った鍔の広い中折帽を被って縞の着物、縞の羽織、それでゴム靴をはいて折カバンを小脇にかかえている、そうして非常にゆっくり落着いて歩いて来るのである。
— 寺田寅彦 『高浜さんと私』 青空文庫
十時過ぎに帰って来て、袂からおみやげの金鍔と焼き栗を出して余のノートを読んでいる机のすみへそっとのせて、便所へはいったがやがて出て来て青い顔をして机のそばへすわると同時に急に咳をして血を吐いた。
— 寺田寅彦 『どんぐり』 青空文庫
定価から五銭引いて、丁どに鍔を合わせて置く。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
工学士は、井桁に組んだ材木の下なる端へ、窮屈に腰を懸けたが、口元に近々と吸った巻煙草が燃えて、その若々しい横顔と帽子の鍔広な裏とを照らした。
— 泉鏡花 『木精(三尺角拾遺)』 青空文庫
と家内に一言して、餌桶と網魚籠とを持って、鍔広の大麦藁帽を引冠り、腰に手拭、懐に手帳、素足に薄くなった薩摩下駄、まだ低くならぬ日の光のきらきらする中を、黄金色に輝く稲田を渡る風に吹かれながら、少し熱いとは感じつつも爽かな気分で歩き出した。
— 幸田露伴 『蘆声』 青空文庫
その人は線路工夫の半纒を着て、鍔の広い麦藁帽を、上の棚に載せながら、誰に云ふとなく大きな声でさう言ってゐたのです。
— 宮沢賢治 『化物丁場』 青空文庫
作例 · 標準
「この刀の鍔には、美しい梅の花の透かし彫りが施されている。」
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「二人の剣士が対峙し、互いに鍔迫り合いの状態で力比べをしている。」
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「博物館で見学した古い日本刀の鍔は、それ自体が立派な芸術品だった。」
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標準
brim (of a hat)
作例 · 標準
「強い日差しを遮るために、彼は帽子の鍔を深く目深にかぶった。」
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「風に煽られて、麦わら帽子の広い鍔がバタバタと音を立てている。」
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「彼女は指先で帽子の鍔を軽く持ち上げ、こちらを見て微笑んだ。」
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標準
brim (of a pot)
作例 · 標準
「羽釜の鍔が、かまどの縁にしっかりと引っかかっている。」
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「熱くなった鍋の鍔をうっかり触ってしまい、火傷をしそうになった。」
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「昔ながらの台所には、鍔のついた大きな土鍋がいくつも並んでいる。」
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