密やか
ひそやか
形容動詞
標準
quiet
文例 · 用例
そしていつ知らず二人の聲は密やかになつて行つた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
」と、S氏は密やかに云つて、第一の扉を靜かに開いた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
高い窓から柔かな乳色の光線が流れて、あたりは明るく密やかであつた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
その形小さく力無い鳥の家に参るといふのぢゃが、参るといふてもたゞ訪ねて参るでもなければ、遊びに参るでもないぢゃ、内に深く残忍の想を潜め、外又恐るべく悲しむべき夜叉相を浮べ、密やかに忍んで参ると斯う云ふことぢゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
その形小さく力無い鳥の家に参るというのじゃが、参るというてもただ訪ねて参るでもなければ、遊びに参るでもないじゃ、内に深く残忍の想を潜め、外又恐るべく悲しむべき夜叉相を浮べ、密やかに忍んで参ると斯う云うことじゃ。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
如何に呼べども静まらぬ瞳に絶えず涙して、帰るともせず、密やかに、はた、果しなく見入りぬる。
— 北原白秋 『邪宗門』 青空文庫
そして君は、あの先程被害者の細君が話した「若僧震え上って了った」とか「今夜は久し振りに飲める」とか言う二人の間の密やかな会話を覚えているだろう?
— 大阪圭吉 『カンカン虫殺人事件』 青空文庫
葉子は密やかにその部屋を抜け出して戸外に出た。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
作例 · 標準
隣の部屋から、密やかな話し声が聞こえてきた。
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二人は人目を避けて、密やかに愛を育んだ。
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彼女は密やかな笑みを浮かべ、彼を見つめた。
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