樹液
じゅえき
名詞頻度ランク #43772 · 青空 40 例
標準
sap
文例 · 用例
開墾宮沢賢治落ちしのばらの芽はひかり樹液はしづにかはたれぬあゝこの夕つゝましくきみと祈らばよからんをきみきたらずばわが成さんこの園つひにむなしけん西天黄ばみにごれるに雲の黒闇の見もあへず
— 宮沢賢治 『開墾』 青空文庫
忙しく諸味を汲み上げるあいまあいまに、山で樹液のしたたる団栗を伐っていることが思い出された。
— 黒島傳治 『まかないの棒』 青空文庫
楊の木の中でも樺の木でも、またかれくさの地下茎でも、月光いろの甘い樹液がちらちらゆれだし、早い萱草やつめくさの芽にはもう黄金いろのちいさな澱粉の粒がつうつう浮いたり沈んだりしています。
— 宮沢賢治 『イーハトーボ農学校の春』 青空文庫
(※‥‥‥ ※‥‥‥ ) 楊の木でも樺の木でも、燐光の樹液がいっぱい脈をうっています。
— 宮沢賢治 『イーハトーボ農学校の春』 青空文庫
木の幹がその特殊な皮はだをこれ見よがしに葉漏りの日の光にさらして、その古い傷口からは酒のような樹液がじんわりと浸み出ていた。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
樹液のにじみ出ている所にはきっと穴を出たばかりの小さな昆虫が黒くなってたかっていた。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
試みに砂糖楓の幹にナイフで傷をつけると、見る/\血液のやうに樹液が滴り落ちる。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
林に這入つて木の幹を見上げると傷口といふ傷口からは樹液がねつとりと溢れ出て、そのまはりには早くも殼をぬけ出たばかりの小さな蟲達が黒々と集つてゐる。
— 有島武郎 『春』 青空文庫
作例 · 標準
カブトムシやクワガタが甘い樹液を求めて、夜のクヌギの木に集まってくる。
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メイプルシロップは、カエデの木から採取した樹液を煮詰めることで作られる。
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切り株から染み出した透明な樹液が、宝石のようにキラキラと朝露を反射していた。
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