がくり
がくり異読 ガクリ
副詞副詞-と
標準
suddenly (e.g. falling, weakening, etc.)
文例 · 用例
『巧く行きましたか‥‥‥』と、云ひ返した時、私はがくりと重荷を下したやうな心の安らぎを感じた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
」 デボチンの色の黒い眼がくり/\した一人の土匪は、両手をうしろへ廻されて、項に吊すように、ふん縛られ、足は大きな足枷で錠をかけられていながら、真中の洋車にふんぞりかえって、俥夫と、保安隊士を等分に呶鳴りつけていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
実際からだが妙にぐらぐらしたり、それをおさえようとすると肝心の手のほうががくりと動いたりするのである。
— 寺田寅彦 『笑い』 青空文庫
かぼちゃを食わぬ主義や、いがくり頭で通す主義や、無帽主義などというのは愛嬌もあるが、しかし他人の迷惑を考慮に入れない主義もあった。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
妙な処へ楫を極めて、曳据えるのが、がくりとなって、ぐるぐると磨骨の波を打つ。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
葛木の背後に迫って、のそっと前へ廻ると、両手を掉った不器用な、意気地の無い叩頭をして、がくりと腰を折って、「国手、お願い!
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
……チャンチキ、チャンチキ、ヒューラと囃して、がったり、がくり、列も、もう乱れ勝で、昼の編笠をてこ舞に早がわりの芸妓だちも、微酔のいい機嫌。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
山里は冬ぞ寂しさまさりけり――まさかにそれほどでもないが、庭のかれ芒が木がらしを恐れるようになると、再びかの荒凉索莫がくり返されて、宵々ごとに一種の霜気が屋を圧して来る。
— 大久保にて 『郊外生活の一年』 青空文庫
作例 · 標準
高熱で意識が朦朧とし、体ががくりと傾いた。
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試合中、相手のパンチを受けて膝ががくりと落ちた。
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長時間の労働の後、ソファに座った途端、がくりと肩の力が抜けた。
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