飯粒
めしつぶ
名詞
標準
grain of boiled rice
文例 · 用例
蚊帳の中には四つになる彼の長男が、腐った飯粒見たいに体中から汗を出して、時計の針のようにグルグル廻って、眠っていた。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
母親は、勝利は自分のものだと見てとると、指についた飯粒を、ひとつひとつ払い落したりしてから、わざと落ちついて蠅帳のなかを子供に見せぬよう覗いて云った。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
よく喰べてお呉れだったね」 目の前の母親は、飯粒のついた薔薇いろの手をぱんぱんと子供の前で気もちよさそうにはたいた。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
ボロ/\と、少しずつくずれ落ちそうな灰色の壁には、及川道子と、川崎弘子のプロマイドが飯粒で貼りつけてある。
— 黒島傳治 『前哨』 青空文庫
」「あゝ、」「そりや同じ所に住んでるから、緋鯉に屬くが當前だけれどもね、君が、よくお飯粒で、絲で釣上げちや投げるだらう。
— 泉鏡太郎 『霰ふる』 青空文庫
仕方を見せて見物を泣かせる目算のあてはずれ、発奮で活歴を遣って退け、手痍少々負うたれば、破傷風にならぬようにと、太鼓大の膏薬を飯粒にて糊附けしが、歩行たびに腹筋よれて、跛曳き曳き、「あ痛、あ痛。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
……八田なにがし……」「そのお飯粒で蛙を釣って遊んだって、御執心の、蓮池の邸の方とは違うんですか。
— 泉鏡花 『古狢』 青空文庫
そして、中風やみのようにぶるぶる手足をふるわせながら、しょぼんと立っていたが、ふと小沢の足許に二、三粒の飯粒が落ちているのを見るとあっという間にしゃがんで、その飯粒を口に入れた。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
作例 · 標準
子供の頬に「飯粒」が一つ付いていて、思わず笑みがこぼれた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
お茶碗の底に「飯粒」を残さないのが、我が家の食事の礼儀だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
糊の代わりに「飯粒」を練って、封筒の口を閉じた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview