迎い
むかい
名詞
標準
meeting
文例 · 用例
それほど霧で眼界を窄められていた、それだけまた神経が鋭く尖っていた、自分たちから一間ばかり、先へ離れて、雷鳥がちょこちょこ歩いて行く、こっちで停まれば向うでも停まる、歩けば先へ立って行く、冥府から出迎いにでも来た悪鳥のように、この鳥の姿が消えるとき、自分たちの運命も終焉を告げるように。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
駅へ子供達が迎いに来ていた。
— 寺田寅彦 『高原』 青空文庫
あしたはおれが直接に出張って行くから案内してくれ」 あくる日も秋らしい陰気な雨がしょぼしょぼ降っていたが、熊蔵は約束通りに迎いに来た。
— 猫騒動 『半七捕物帳』 青空文庫
またそのうちに迎いに行くかも知れませぬが、その時はどうぞ来てくれるように……。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
親御も御得心ならば、今夜からすぐにお越し下さるように、わたくしがお迎いにまいりました」 女は切り口上で云った。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
「実は表へまわって見ると、御大名の御屋敷のお迎いが辻駕籠もめずらしい。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
偽迎いも偽上使もいいが、役者の好い割にゃあ舞台がちっとも栄えねえじゃあねえか」「どうも恐れ入りました」と、女は頭をすこし下げた。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
「なにしろ急仕事の偽迎いだもんですからね。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫